ウォーリー [映画]
片づけない [心のおはなし]
今朝は、いつもと違う朝。そう、お休みなのです。
昨夜は、「明日は朝早く起きて、掃除をいつもより丁寧にして、岩手から来てる八百屋さんに言って美味しい豆や野菜を買い込んできて・・・平日、ゆっくりと料理できないから、保存食として2品ほど作っておいて・・・
夕方から出かけて行って、お友達に会おう。夕食は銀座で鰻か自然食か薬膳か・・・なんて計画していたのですが、計画は計画。
ベッドメーキングだけはしたものの、掃除も買い物も行く気にあれず、されば、行動を起こしたくなるまで眠っていようかとも思ってみたが、それも勿体無い。
雑然と食卓に一緒に乗ってる、湯のみ茶碗にマグカップ、テレビのリモコン、加湿器に花梨の化粧水、ルミンAと長財布、開高健の「巷の美食家」と杉山登志郎の「発達障害の子どもたち」「家の光」と「にちぎん」の本。そしてティッシュの箱とカルダモンとこのパソコン。・・・こんなぐちゃぐちゃのテーブルの上を片付けたくない今の気持ち。
こんな日もいいもんだ。ぐちゃぐちゃの中で「掃き溜めに鶴」かと思えば、むじなみたいな顔してる私。
正月用に活けた千両もちょっとぐったり首をうなだれている。
あくびがひとつ。
窓から空を見ると、大きな雲と青空との隙間に薄墨色のもやもやの小さい雲。
今日の私のような雲。何も主張してない、強い風が吹いて、その風に押し流されていくまま。
思いっきり何もしないでいようじゃないか、今日は。
新春のお喜び申し上げます [ウーマン]
年は丑年。ものの本によれば・・・
「丑」という字は、「律暦志」によると、「曲がる」「ねじる」を意味していて、芽が出かかっているが、まだ曲がっていて地上に出ていない状態、または伸びきれずにいる状態を表すもの、なんだそうです。
そして、来年2010年の干支である「寅」という字は、草木が伸び始める状態を表すと解釈されているとのこと
今年は、私は「争いから離れ、心穏やかに、優しくなろうとする・・・そして強くなる」・・・そんな気持ちでオーセンティックに生きていきたいと願っています。
年末に父が大手術をし、パートナーの母親も大手術。お正月は取り寄せたおせちも手をつける気にならず、「心細いなあ・・・」と、か細い声でつぶやく父に付き添って3日間、病室で過ごすことになりました。
そのような折、正月は冥土の旅への一里塚」と昔、祖母が言っていたのを思い出しました。その時、何か怖い気がしたのも覚えています。子供ながらに死を意識した時だったのかもしれません。
82歳という老体の身で大きな手術に挑戦。手術後に症状精神病という、錯乱状態にもなりましたが、正月になって父はやっと正気には戻りました。
それでも体力と気力が低下して肺だったり気管支などに支障がでていて、おもゆも喉を通らない。うつろな悲しい目をしている父をどう慰めたら良いものか・・・試行錯誤のお正月でした。
たしかに私達はだれしも冥土へ冥土へと近づいており、誰も死への旅をキャンセルする事はできない存在です。今生の身は消えても魂は永遠に生き続けると信じる私ですから、死は怖いものでも悲しいものでもないはずなのに・・・。目の前に身内の死への旅路が迫っているのではないかと思うとき、やはり冷静ではいられません。
今日、主治医より快復にむかいつつあるという診断を頂いて、やっと新年がやってきたという気持ちです。父の一里塚はもうすこしあるようです。
存在するだけ。 [心のおはなし]
年末のご挨拶に、「捨てる」という事について書いた。
洗濯機を捨てたいと書いたら、その日に洗濯機が壊れてしまった。
それまでは、水漏れしつつも動きはしたし、水が溜まらなくなったら、脱水のスイッチをONして、
から、最初からやり直すと、ちゃんと溜まったり・・・気ままではあったが、動いてくれていたのに・・・。
壊れてしまった。。。
で、即効でビッグカメラに行き、「明日、持ってきてもらえる洗濯機をください」と言った。
そして、今日洗濯機が届いた。長年使った洗濯機に「ありがとう。&ごめんね」を言って、
新しい洗濯機と交代してもらった。
最初は、新しい洗濯機の事が気になり、嬉しく、何度も洗面所に行ってみたりした。
ところが、夕方になって驚いた。新しい洗濯機はもはた新しくなく、しっくりと、ずっとそこにあった
かのように存在しているのだ。何の異和感もなく・・・。古い洗濯機、新しい洗濯機ではななく
ただ洗濯機なのだ。
人間もこんな物かも知れないと思った。
ただそこに存在するだけ。
そして、存在が消えれば、無。
GIFT 銀河劇場 [心のおはなし]
嘆きのクリスマス・イヴ [社会]
今夜はクリスマス・イヴ
でも、ことのほか寂しい。
未曾有の不景気のせいか、街のざわめきも例年に比べ、どことなく涙でにじんでいる気がする。
そんな夜の新宿の通りに、暴走族・・・とおもいきや、サンタクロースの洋服を着たバイクに乗った人たちが何十台も連なって走ってる。
手を振っている。
なんだか、嬉しくなった。
彼らは誰だろう?
いつも人の迷惑顧みず、ブンブン飛ばしているバイク野郎か?
それだったら、尚嬉しい。
サンタさんになってくれたことが、嬉しい。。。
良い光景でした。