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新春のお喜び申し上げます [ウーマン]

2009年になりました。

年は丑年。ものの本によれば・・・

「丑」という字は、「律暦志」によると、「曲がる」「ねじる」を意味していて、芽が出かかっているが、まだ曲がっていて地上に出ていない状態、または伸びきれずにいる状態を表すもの、なんだそうです。

そして、来年2010年の干支である「寅」という字は、草木が伸び始める状態を表すと解釈されているとのこと

今年は、私は「争いから離れ、心穏やかに、優しくなろうとする・・・そして強くなる」・・・そんな気持ちでオーセンティックに生きていきたいと願っています。

年末に父が大手術をし、パートナーの母親も大手術。お正月は取り寄せたおせちも手をつける気にならず、「心細いなあ・・・」と、か細い声でつぶやく父に付き添って3日間、病室で過ごすことになりました。

そのような折、正月は冥土の旅への一里塚」と昔、祖母が言っていたのを思い出しました。その時、何か怖い気がしたのも覚えています。子供ながらに死を意識した時だったのかもしれません。

82歳という老体の身で大きな手術に挑戦。手術後に症状精神病という、錯乱状態にもなりましたが、正月になって父はやっと正気には戻りました。

それでも体力と気力が低下して肺だったり気管支などに支障がでていて、おもゆも喉を通らない。うつろな悲しい目をしている父をどう慰めたら良いものか・・・試行錯誤のお正月でした。

たしかに私達はだれしも冥土へ冥土へと近づいており、誰も死への旅をキャンセルする事はできない存在です。今生の身は消えても魂は永遠に生き続けると信じる私ですから、死は怖いものでも悲しいものでもないはずなのに・・・。目の前に身内の死への旅路が迫っているのではないかと思うとき、やはり冷静ではいられません。

今日、主治医より快復にむかいつつあるという診断を頂いて、やっと新年がやってきたという気持ちです。父の一里塚はもうすこしあるようです。
よかった。。。
そんな訳で、今年の年頭は、希望に満ちた、輝かしい、喜ばしい、という気持ちではありませんでしたが、人間の死と尊厳、そして死があるからこそ、
生がある、命があるという事を実感し、より一層まともな人間道を迷わず、進みたいと、いや進まなければと覚悟しました。
本年も宜しくお願い申し上げます。

タグ:新春
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