ママは母親 [ウーマン]
ちょっと辛い光景にあった。電車の中での出来事だ。
私が立っている脇に母娘が乗り込んできた。
母親は30代半ば過ぎだろう。髪はミディアムでカールされているが眉間に皺がはいり、目に輝きがなく疲れているような様子。時々ひきつったような表情になる。服装はといえば、パンプスにしっかりとしたフラノのスカート、ブラウスの上に上質の茶色の上着を着ている。
娘は私立の中学生であろう、髪を肩まで垂らして、目はまんまる。可愛い。
なぜ辛い光景かというと、母親が「ママね、うちに帰ったら、あのCDを大きな声で聞くわ。だってママ、もう耐えられないんだもん。ママ、家に変えるの面倒でいやなの。帰りたくないの。ママの事、あの人、何も思ってないのよ。ママは好きな事ばっかりするからね。。。」そんな内容の事を娘に訴えるかのように、愚痴っている母親。
まるで娘が友人のよう。友人に夫や家族の愚痴をくらくくらくぶちまけている感じに似ている。
母と娘はこんな関係だったかなと、母をなくして20数年、母と娘の関係を忘れてしまったから思うのかもしれないが・・・あのママは母親らしくなかった。
中学の娘に愚痴ってどうする!って思うんだけど。。。娘が気の毒じゃないかって感じるのだが、どうなんだろう?中学生で母親から父親の悪口ばかり聞かされて・・・。
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